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SDRで宇宙の電波を受ける/Advent Calendarのススメ (質疑応答:ルーム1) |
国立天文台 アルマプロジェクト
島田 和彦
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二本立てです。 ・もはや一般的なラジオの受信手段となりつつあるSDR(Software Defined Radio)機器で宇宙の電波を受ける方法についてまとめる。 ・Advent Calendarはインターネット上で行われる12月1日~24日の期間限定の記事投稿イベントである。これを天文分野でやりましょうという話をしたい。 |
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超伝導集積回路技術を用いた新奇マイクロ波回路の研究 (質疑応答:ルーム2) |
大阪府立大学 理学系研究科
増井 翔 |
次世代の受信機には、マルチビーム化による高効率化が求められている。非常に多くのビームを実現するためには、コンポーネント自身の物理的な大きさをコンパクトにする必要がある。我々は、波長が長くコンポーネントのサイズが比較的大きいマイクロ波帯の90度ハイブリッドやアイソレータの小型化を進めている。本講演では、設計状況などを発表する。 |
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国友一貫斎グレゴリー望遠鏡の光学特性評価 (質疑応答:ルーム3) |
国立天文台 太陽観測科学プロジェクト
萩野 正興
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長浜城歴史博物館所蔵の国友一貫斎が天保七年に製作したグレゴリー式望遠鏡の性能調査を行った。2019年度には主鏡の面精度と面粗さの測定を行ったが、今回は望遠鏡全体の光学特性を評価した。国立天文台先端技術センターのフィゾー干渉計を用いて、全光学系の透過波面誤差、望遠鏡光学系の透過波面誤差、副鏡の面精度を調査した。結果としては回折限界指標には及ばないが、月の表面を観測するのに十分な解像度であることが示された。 |
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OpenModelicaを用いた1次元シミュレーション (質疑応答:ルーム4) |
国立天文台 先端技術センター
清水 莉沙
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Modelicaは、物理現象を表す方程式を記述することで電気や機械、流体、熱など、他分野に跨る複雑な物理系のモデル化が可能なモデリング言語のひとつである。本発表では、オープンソースGUIソフトウェアツールOpenModelicaを用い、機械・熱を例としてModelicaを使ったモデル作成を紹介する。 |
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鏡の蒸着方法と性能維持について ~TAOと木曽シュミット望遠鏡の経験から~ (質疑応答:ルーム5) |
東京大学 天文学教育研究センター 木曽観測所
高橋 英則
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望遠鏡はその光学性能ひいては観測性能維持のために、一般的に毎年~数年に1度鏡面膜の剥離、洗浄、蒸着が行われる。 TAO望遠鏡は5640mというサイトの特殊性から山頂での蒸着の他、主鏡セルが真空チャンバーの一部を兼ねるという構造的な特徴がある。今回は、完成したTAO望遠鏡蒸着装置の概要およびその特徴、さらに蒸着試験から得られた光学特性等について報告する。また、2021年11月には木曽シュミット望遠鏡主鏡の蒸着が9年振りに行われた。その結果も含め、最適な蒸着工程や鏡の光学性能維持のための方法・工夫について述べる。 |
| 16:15~ |
質疑応答 (ブレイクアウトルーム1~5) |